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5yr ArendelleOlaf
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Book

後趙史の研究 Douban
author: 小野響 publishing house: 汲古書院 2020
【序論より】(抜粋)
本書が後趙を題材とする理由の大なるものは、その建国者たる石勒の出自にある。本書でも繰り返し言及する事になろうが、石勒は奴隷から身を起こし、五胡十六国の一国である匈奴漢の将軍となりながら、最終的には後趙を建国し、皇帝となるに至る。ここで注目すべきは、奴隷に始まって身一つから皇帝まで成り上がった石勒には、頼るべき彼自身の部族組織は存在しなかったという点である。匈奴漢を建国した劉淵は匈奴の集団の後援を受けており、前燕は鮮卑慕容部によって建国されている。石勒には以上の外在的な実力、権威を持たずに後趙とその母集団たる石勒軍団を築き上げた。従って、胡族が国家を形成するにあたって部族組織は必須の要件ではないという事になる。そうであれば、後趙の国家体制を明らかにする事は、胡族による国家形成――即ち、「夷狄」が「中華」になる逆転現象の第一歩目――が本質的に何を必要としていたのかが、明らかになるという事である。この点は、比較研究という五胡十六国時代研究が担わなければならない課題の一つを解決する上で、非常に重要な視座を提供するであろう。ここに、後趙の持つ歴史的意義がある。

想读《後趙史の研究》

ArendelleOlaf
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