「外国人嫁」の台湾

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「外国人嫁」の台湾

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ISBN: 9784497218148
Autore: 夏暁鵑
Tradotto da: 前野清太朗
Casa editrice: 東方書店
data di pubblicazione: 2018 -8
Serie: 台湾学術文化研究叢書
Numero di pagine: 420

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グローバリゼーションに向き合う女性と男性

夏暁鵑    Tradotto da: 前野清太朗

Sinossi

東南アジアから台湾へやってくる「外国人嫁」たち。本書は90年代台湾に流布していた「定説」―結婚できない台湾農村部の男性と貧しい低開発国の女性の結婚は「社会問題」である―へ当事者・行政側へのインタビュー、新聞・テレビ報道の分析を通じて挑んだ著作である。「外国人嫁」を対象にした研究は、やがてグローバリゼーションのなかに生きる著者自らの人生へとリンクし、「外国人嫁」の自立と台湾社会そのものの変容をめざす「実践式研究」となった。

contents

日本語版序文
序(ジョー・R・フィーギン)
自序
第一章 イントロダクション――物語・伝記・学術・実践
ある光景
疑念
「さとり」とまなざしの転移
黄昏の鐘
リンゴの甘み――アメリカンドリームの種
「外国人嫁」――一つの鏡
夢から悪夢へ――自己への投影
客観性をこえたラディカル経験論へ
学術的トレーニングと記述の他者化
我が身をそこに置いて
私の立場
第二章 探索への道
研究のはじまり
データの収集
実践式研究を継続的運動の一部分に
主なフィールド――美濃
第三章 真実の社会的構築――公的理解の構築
自省
「真実」の社会的構築
公的理解の構築
台北経済貿易代表処のつくる「社会問題なるもの」
サービス対象の構築
第四章 真実の社会的構築――アイデンティティの構築
自省
結婚における当事者
社会問題の被害者
「台湾人夫」のアイデンティティ構築
「外国人嫁」のアイデンティティ形成
第五章 真実の社会的構築――マスメディアによる構築
自省
社会問題の原因
女性のイメージ
男性のイメージ
真実の社会的構築をめぐるパワーゲーム
真実の構築がもつ構造的性質
第六章 資本のグローバル化と商品化された国際結婚
自省
資本のグローバル化と「結婚移民」
台湾・東南アジア依存関係の形成
資本主義化のねじれ発展と「結婚移民」の発生
国際結婚が資本のグローバル化から受けるフィードバック
国際結婚――国際分業の個人的関係化とジェンダー関係化
小結
第七章 識字の教室、姉妹の教室
自省
「外国人嫁識字教室」の実践式研究プロセス
「外国人嫁識字教室」が教えてくれるのは
実践式研究からの社会研究
自己批判のすすめ
第八章 課題・情勢・展望
自省
結婚の「誠実なフィクション」
結婚――家族の事柄
個人主義のロマンス――解放か孤立か
「自己」と「他者」の構築
横断性――異/同の合一
反省は始まり 実践の道行きへ
日本語版のための補章
訳者あとがき(前野清太朗)
解説(横田祥子)
参考文献
索引

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