月館の殺人 上 IKKI COMICS

Douban
月館の殺人 上  IKKI COMICS

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ISBN: 9784091885814
author: 綾辻 行人 / 佐々木 倫子
publishing house: 小学館
publication date: 2005 -8
binding: コミック
price: JPY 1050
number of pages: 246

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綾辻 行人 / 佐々木 倫子   

overview

今回ご紹介するのは、綾辻行人さん原作、佐々木倫子さん作画の「月舘の殺人」です。
こちらは、「館シリーズ」で有名な綾辻さんと、漫画『動物のお医者さん』で有名な佐々木さんのコラボミステリ漫画ニコニコ
綾辻さんの作品が漫画になるって一体どんな感じに仕上がるのだろう?と興味があって読んだ一冊。
真冬の北海道が舞台の寒い冬にぴったりな作品です。
~あらすじ~
天涯孤独の女子高生・空海は、まだ見ぬ唯一の肉親である祖父の月舘十蔵に会いにいくため、夜行列車「幻夜」に乗る。しかし、そこで乗り合わせた乗客たちはあまりにも奇妙で、空海以外の全員は鉄道オタクこと「テツ」だと知る。そんな中、ふとしたことで現在世間をにぎわせている無差別殺人事件の話題になり、被害者の共通点は「テツ」なのではないか、とそれぞれが推理し出す。犯人が犯行現場に必ず置いていく「S」を逆さに書いた記号が意味するものは何か―。
深夜になり、「車内が寒い」という乗客からの苦情から、部屋の窓が開きっぱなしになっていると思われる日置の客室を開けると、そこには彼の惨殺死体と謎の書置き「S」を逆さにした、あのカードが残されていた。
登場人物
雁ヶ谷 空海(かりがや そらみ)
主人公。沖縄出身の高校三年生。鉄道嫌いの母親がいて、生まれてから一度も鉄道に乗ったことがない。父親を早くに亡くし、母子ひとりで暮らしていたが、その母親も空海が高校を卒業する前に亡くなってしまう。母の死後、母方の祖父が生きていることを知る。性格は少し天然で、超がつくほどのマイペースだが洞察力に優れている。
日置 健太郎(ひおき けんたろう)
千葉県出身の26歳。探偵事務所に勤務。鉄道考古学オタク。幻夜号の乗客として稚瀬布駅に向かう途中、雪で車が立往生した空海と中在家と遭遇し、空海を連れて幻夜号に乗車する。イケメンで常識的。
今福 健至(いまふく けんじ)
埼玉県出身の35歳。獣医。鉄道をこよなく愛し、鉄道に関するものならなんでも収集するコレクター。しかし、欲しいものを手に入れるためなら、盗むことをためらわない非常識人。眼鏡をかけていて、やや小太り。
中ノ郷 清(なかのごう きよし)
東京出身の40歳。エンジニア。鉄道写真家を趣味としているが、そのせいで妻に愛想をつかされ離婚し、現在はバツイチ独身。
杉津 治彦(すいづ はるひこ)
京都出身の30歳。フリーター。鉄道全駅の全設備を使い切ることを生きがいにする「乗りテツ」。沼尻とつまらないことですぐに喧嘩する。剃りの残しの髭が目立つ、なにかと騒がしい人。
沼尻 孝一(ぬまじり こういち)
新潟出身の24歳。市職員。時刻表マニアで、自身の考案した「理想のダイヤ」がJRに一部採用されたりしている。幻夜号で出会った空海に一目惚れするも相手にされていない。見た目はインテリ風で落ち着いた装いだが、中身は幼稚。杉津とよく喧嘩している。
竜ヶ森 集(りゅうがもり しゅう)
鎌倉出身の23歳。籍を置いているだけの大学生。鉄道模型オタク。誰とも交流を持たず、話しかけられる度に「どうしても聞きたい?」と言ってから語り出す不思議な人。他人にまったく興味を抱かない。
その他
川俣 孝夫(かわまた たかお)
幻夜号の車掌。
宮田一郎(みやたいちろう)
幻夜号の機関士。
添田 二郎(そえだ じろう)
幻夜号の機関助士。
三国 信一(みくに しんいち)
幻夜号のサービスマン。
唐津 勘助(からつ かんすけ)
幻夜号のバーテンダー。
倉吉 修(くらよし おさむ)
幻夜号のピアニスト兼料理人。
月舘家の使用人
室木(むろき)
月館家の執事。
魚沼(うおぬま)
月館家の料理人。
小本(おもと)
月館家のメイド。
大隅(おおすみ)
月館家の使用人。
小松島(こまつしま)
月館家の使用人
中在家 勉(なかざいけ つとむ)
月館家の顧問弁護士。空海の面倒を見てくれている。

contents

▼第1話/稚瀬布(ちせっぷ)発20時40分
▼第2話/7人の乗客
▼第3話/相続の条件
▼第4話/踏切
▼第5話/幻夜(げんや)に死す
▼第6話/密室●主な登場人物/雁ヶ谷空海(かりがや・そらみ。沖縄の女子高生。17歳。唯一の肉親である祖父に会うため〈幻夜〉に乗り込む)、日置健太郎(ひおき・けんたろう。空海が駅に来る途中、偶然知り合った〈幻夜〉の乗客。会社員。26歳。鉄道考古学テツ?)●あらすじ/電車嫌いだった母親の影響で、今まで一度も電車に乗ったことのない女子高生・空海。その母が2か月前に死去し、天涯孤独になった彼女のもとに、ある日、北海道から弁護士の中在家が訪れる。彼は空海に祖父が健在であること、北海道まで会いに来て欲しいことを伝える。手渡された切符は、稚瀬布駅20時40分発の特別急行〈幻夜〉号。そこから翌朝7時着の終着駅・月館へと向かう旅が始まる…(第1話)。●本巻の特徴/まだ見ぬ祖父に会うため〈幻夜〉に乗り込んだ空海。ところが、彼女以外わずか6名の乗客はあまりに奇妙。しかも初めての北海道・雪・列車と、沖縄育ちの空海はただただ混乱するばかりなのだが、そんななか事件が起きて…!!●その他の登場人物/杉津治彦(すいづ・はるひこ。フリーター。30歳。乗りテツ?)、竜ヶ森集(りゅうがもり・しゅう。大学生。23歳。模型テツ?)、今福健至(いまふく・けんじ。獣医。35歳。コレクションテツ?)、沼尻孝一(ぬまじり・こういち。市職員。24歳。時刻表テツ?)、中ノ郷清(なかのごう・きよし。エンジニア。40歳。撮りテツ?)

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