宦官 改版
豆瓣
ISBN: 9784121800077
作者:
三田村泰助
出版社: 中央公論新社
发行时间: 2012
-10
丛书: 中公新書
装订: 新書判
价格: JPY 840
页数: 256
側近政治の構造
三田村泰助
简介
中国の歴史において宦官のはたした役割は実に大きい。清朝の歴史家は、各王朝ともその衰亡の原因が宦官にあったことを指摘する。過去四千年にわたる専制君主と表裏一体をなして生きながらえた宦官の研究は、単なる好奇心を越えて、中国史の重要な課題の一つである。宦官とはなにかから説きおこして、宦官のもっとも活躍した漢・唐・明代を中心に、それぞれの、時代を背景にした特色を指摘する。毎日出版文化賞受賞。
contents
第1章 つくられた第三の性
宦官、この不可解なるもの
宦官の起源
去勢の仕方
宦官の生態
宦官の存在理由
君主の影、宦官
宦官の供給源
宮刑
宦官の特産地
宦官志望者の氾濫
第2章 後宮の住人
百二十二人の后妃
一セットの婚姻制
恐妻家の誕生
紫禁城の内奥
宦官の職務
敬事房太監
横行する女官
宦官夫婦
宦官の末路
第3章 帝国を滅ぼした二つの側近―前漢・後漢
宦官に膝枕する皇帝
妄執の母后
秘書の元祖、司馬遷
皇后になった宦官の娘
宦官組織の結成
皇帝と大臣の間
外戚と宦官
善意の悲劇
任侠な宦官
宦官時代
第4章 女禍と宦官―唐
美と背徳の都、長安
新しい型の名君
空前絶後の女性
玄宗と高力士
近衛兵の掌握
初の宦官宰相
皇帝弑逆
宦官の君主観
第5章 官僚と宦官―明
独裁君主の代行者
失敗した宦官抑制策
宦官学校
陰の内閣
清流と濁流
宦官党の制覇
最後の宦官