歌行燈
Douban
ISBN: 9784003102725
écrit par:
泉 鏡花
édition: 岩波書店
date de publication: 1988
-9
reliure: 文庫
prix: JPY 420
nombre de pages: 114
泉 鏡花
résumé
冬の桑名の月の夜,うどん屋の店先で酒をあおる旅芸人の若者は,なぜか夜空に響く按摩の笛に怯えている.やがておかみを前に三年前の因縁話を語りはじめた同じその頃,旅宿湊屋では,芸妓お三重が旅の二老人に薄倖な身の上を明かしていた.二つの語りの交錯が幽艶な陶酔境を現出する鏡花一代の傑作.