日本映画と戦後の神話

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日本映画と戦後の神話

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ISBN: 9784000242547
forfatter: 四方田犬彦
forlag: 岩波書店
udgivelsesdato: 2007
indbinding: 精装
antal sider: 297

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四方田犬彦   

overblik

戦後、さまざまな神話を構築してきたヒーローたち―力道山、ゴジラ、山口百恵、昭和天皇、寅さん、ヨン様。彼らに熱狂したわれわれは、いったい何を見ていたのか。何が「国民的」神話を作りだすのか。観客が欲したもの、作り手が意図したもの。映画がもつ「神話」形成という装置に警鐘を鳴らしつつ、「神話」解体をめざし多様な表象に迫った、日本映画への注目のアプローチ。

contents

前書
I 日本映画と戦後の神話
敗戦の日
天皇裕仁の肖像 ソクーロフ『太陽』
李香蘭とは誰か?
みずからなった盲目
ゴジラとその後裔
狸御殿はよみがえる
寅さん,無頼の零落
II 〈1968〉以降
ATGについて知っている2,3のことがら
アングラ映画の記憶
三島由紀夫と映画
韓国で『憂国』を観る
再考 山口百恵
村上春樹と映画
III 韓国の眼差し
力道山と大山倍達
在日朝鮮人はどのように戦後を映画にしてきたか
日本統治下の朝鮮映画の発見
「ヨン様」とは何か 韓流覚書
IV 日本が沈没するまで
金大中拉致の映画化 いささか小川徹ふうに
高嶺剛と沖縄
新しい日本のドキュ
小川紳介の記憶
1970年代をどう描くか
神風と自爆攻撃
『日本以外全部沈没』をめぐって
後書

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