エムブリヲ奇譚
Douban
ISBN: 9784840145060
écrit par:
山白 朝子
édition: メディアファクトリー
date de publication: 2012
-3
reliure: 単行本
prix: JPY 1,659
nombre de pages: 270
山白 朝子
résumé
社寺参詣や湯治のため庶民は諸国を旅するようになった。旅人たちは各地の案内をする道中記を手に名所旧跡を訪ね歩く。『道中旅鏡』の作者・和泉蝋庵はどんな本でも紹介されていない土地を求め、風光明媚な温泉や古刹の噂を聞いては旅をしていた。しかし実際にそれらがあった試しはない。その理由は蝋庵の迷い癖にある。仲間とともに辿りつく場所は、極楽のごとき温泉地かこの世の地獄か。江戸――のような時代を舞台に話題の作家・山白朝子が放つ、奇妙な怪談連作
contents
エムブリヲ奇譚
ラピスラズリ幻想
湯煙事変
〆
あるはずのない橋
顔無し峠
地獄
櫛を拾ってはならぬ
「さあ、行こう」と少年が言った