雨月物語・冥途の飛脚・心中天の網島
Douban
ISBN: 9784093621892
Autor/in:
上田秋成
/
近松門左衛門
Übersetzer/in:
高田 衛
/
阪口 弘之
/
山根 為雄
Verlag: 小学館
Veröffentlichungsdatum: 2008
-7
Serie: 日本の古典をよむ
Preis: 1890円
Anzahl der Seiten: 317
上田秋成 / 近松門左衛門 Übersetzer/in: 高田 衛 / 阪口 弘之 …
Übersicht
秋成の傑作怪異小説と、近松の悲劇的ドラマ
江戸時代、上方に生れた屈指のストーリーテラー、上田秋成と近松門左衛門の傑作を収録。秋成は、人の執念の怖さを怪異小説『雨月物語』に描いた。義兄弟の契りを交わした兄が死霊となって会いに来る「菊花の約」、長期の不在の後、帰郷した夫が妻の幽霊と一夜を過ごす「浅茅が宿」、不実な夫を恨んで死んだ妻が恐るべき復讐を遂げる「吉備津の釜」、愛する童子の死肉を喰らい鬼となった僧が悟りを得る「青頭巾」の四編を収載。対して近松は、人の心の弱さが生む悲劇を浄瑠璃に語った。遊女買いに店の金を使い込んだ果ての逃避行『冥途の飛脚』、妻と愛人の間で義理と人情の板ばさみとなり、ついに凄惨な心中を遂げる『心中天の網島』を収載。
