閉経記
豆瓣
ISBN: 9784120044656
作者:
伊藤 比呂美
出版社: 中央公論新社
发行时间: 2013
-1
价格: JPY 1,512
页数: 205
伊藤 比呂美
简介
漢は“おとこ”にあらず。おばさんと呼ばれる女たちこそ漢“おんな”である。老いと戦い、からだと戦い、家族と戦い、世間と戦い、平安な日々はやってくるのかしら?無頼で軽妙な調べにのせて伊藤比呂美が漢“おんな”たちにおくる…。
50代半ば、詩人は戦っている。閉経に向かう肉体と。父の介護と。夫へのムカつきと--。更年期を生きる女たちに捧ぐ喜怒哀楽エッセイ。
contents
初冬やくそ暑いのは我ばかり。
寒鼠最期はゴミとなりにけり。
本命のチョコ食いあかす犬心。
経血やしょぼしょぼしょぼと寂しそう。
朧月夜の目も寝ずに数独かな。
五十五のやぶれかぶれの色気かな。
春あらし山もめらめら燃えておる。
桜さき骨うきあがる散りぬるを。
ゆく春や鬼のいぬ間に何をせう。
目に青葉愛染かつらクリームパン。〔ほか〕