Yoshiko Yamaguchi — Actor (4)

Movie

The Bright Day of My Life (1948) Douban
director: 吉村公三郎 actor: 山口淑子 / 森雅之 …
other title: わが生涯のかがやける日
終戦の前夜。青年将校沼崎敬太は誤まれる国家観により平和主義者の重臣戸田光政を暗殺し、その娘節子の短剣によって腕に傷をうけた--。一九四八年、歳月は流れ、銀座裏明星ホールの一隅に一人の青年が魂を失っていた。彼は敬太であった。彼を手先に使っている佐川は表面新聞を発行し、裏面は悪徳の限りをつくしていた。彼の経営する明星ホールには父と家を失い転落した戸田節子がいた。節子の義兄平林はかつて鬼検事として自由主義者をろう獄にたたき込み、今は人の目をしのんで佐川の新聞社の一隅に生きていた。節子は運命の皮肉によりいつか敬太に心ひかれ敬太もまた節子を愛した。だが敬太はかつて犯した罪の、あのときの娘の面影を今、その節子に見出してがく然とした。だが今は愛する彼女に打明ける勇気がなかった。佐川は節子をわがものにするため敬太を殺そうとした。暗夜、敬太は佐川の手下に傷つけられ節子に救われた。敬太を介抱した節子は、彼の腕の傷痕に父の仇の人を見出した。しかし彼女は今敬太を愛しているのだ。そのころ佐川の某会社争議破りと民衆殺傷事件を察知した都下有力新聞記者高倉は佐川の新聞社にのりこみそこで平林の姿を見た。高倉はかつて平林のため冷こくなごう問にあい片輪になっていた。彼は逆上したが理性をもって心をおさえた。これを知った佐川は高倉と平林をけしかけ決闘させることにした。高倉がたおれれば犯罪が暴露せず、平林がたおれることにより介添に敬太をつけることから節子は敬太を憎み離れるだろう。だが決闘の夜、平林も高倉も、そして敬太もすべてが佐川のたくらみであると知り、敬太は今こそ人民の敵佐川を憎みそして殺した。彼は自首を決し、節子のアパートへ別れにいった。そして節子の父を殺したことも告白するのだ。節子の眼ざしは静かだった。「知っていました……」軍閥が二人を憎しみ合う位置においたので、今愛し合う二人はそれをのり越えようとしている。二人はひしと抱きあった。この日こそ敬太の生がいに輝ける日であった。翌朝節子の明るい眼ざしに送られて、敬太の姿は警視庁のとびらの中に入っていった。

Movie

雾笛 (1952) Douban
霧笛
director: 谷口千吉 actor: 山口淑子 / 三船敏郎 …
other title: 霧笛
明治七年の横浜には、まだ居留地という治外法権の地区があった。お花は、由緒ある旗本の娘であったが、幕末の戦乱にすべてを失って一人淋しく暮らしていた。そこへつけ込んだ悪官員が、彼女にむたいにもいい寄って来たので思わず彼を殺し、夢中になって逃げ出した。そして、気を失って倒れている彼女を通りかかったドイツ人ギムが助けて連れて帰った。そして居留地の貿易商の二階に匿われ手厚い保護を受けているうち、お花の美しさにひきつけられたギムの情けにほだされ、彼女は心ならずも洋妾の生活におちて行った。しかし、ギムの馬丁の千代吉とふと知り合ってから、彼の純真な熱情にうたれ、お花も強くなろうと決心した。本国へ帰るギムがお花を連れて帰ろうといったとき、お花は愛する人があるからとことわった。それが千代吉であると知ったギムは船のお別れパーティへ、お花と共に千代吉も連れ込み、密航者と一緒に射殺しようとしたが、お花が千代吉が殺されれば自分も舌をかみきって死ぬと強い決意を見せたので、ギムはついに千代吉を殺すことは出来なかった。朝霧の海を波止場へ漕いで行くボートに千代吉とお花の姿が見られた。

Movie

人间模样 (1949) Douban
人間模様
director: 市川昆 actor: 上原谦 / 山口淑子
other title: 人間模様
禁制のキャバレーに女秘書の吉野吟子を連れて行った七曜デパートの青年社長、小松原厚は警官につかまって警察に連行された。彼は一番確実な身許引受人として、学友だった大輪高等女学校長の息子大輪絹彦を夜中に呼び出した。善良そのものの絹彦のおかげで二人は直ぐ釈放されたが、小松原は別に礼も言わない。だが絹彦も何んでもないような顔をしている。吉野吟子にはそんな絹彦が何となく好ましく思えた。ある日、吟子のアパートに絹彦が訪れた。彼は吟子が好きだったと言ったので、レンブラントの額を持ってきたのである。吟子は絹彦の純情にホロリとした。彼女は上海からの引揚者だった。そして悪い情夫の狩野につけ回されている境遇の女だった。小松原は吟子を愛している。狩野には金をやり手を切らせて、彼は求婚したが、吟子は承服せず肉体を求める小松原の腕を脱れた。彼女は絹彦を懐しく思うようになっていた。一方絹彦と許婚の関係にある新井砂丘子は生ぬるく生活力の強くない絹彦が心から好きになり切れない。砂丘子は小松原の話を聞くと、新興成金で活動力のある彼のような男こそ理想的な男性だと思って、自分から小松原の秘書を志願した。だが、吟子がいる限り小松原は秘書を替えない。砂丘子はヤミ会社の木下の秘書になってしまった。絹彦は幼馴染みの砂丘子のそんな態度をさびしく思ったが、どうしようもない感じなのだ。吟子は小松原の申出を拒った翌日から盲腸で寝込んでしまった。絹彦は早速吟子を見舞い、徹夜して看護した。報酬も何も考えない無我の献身である。吟子はまくらを涙でぬらし彼への慕情を胸に秘めていた。小松原から手術代を借りるのがいやだと吟子がいうので絹彦は持物を売り病院の交渉を始めている。折も折、大輪高女校長である絹彦の母が脳いっ血で死んでしまった。絹彦が校長になることが決定した。こんな騒ぎになったので、彼は小松原に吟子のことを託した。小松原は早速、吟子を訪れ、病後の保養に彼女を熱海につれて行った。小松原は再び求婚した気の弱くなっている吟子は、ドン・ファンだと思っていた彼にも信実のあること、本当に自分を愛していることを知りその抱擁に浸った。小松原と吟子の結婚式の日、招かれた絹彦は花嫁姿の吟子を心から美しいと賛美した。それと同時に何かさびしさを感じたが、人の善い彼は二人を祝福しその多幸を祈るのだった。ふと、絹彦は砂丘子のことを思い出した。近代的な娘、自由を求める女性、その砂丘子は人生の階段をふみはずそうとしている。絹彦は急に心配になった。木下のかん策にひっかかっている砂丘子を救おう、彼女が何処にいるにせよ、必ず見つけ出して新らしき生活を切り拓かせよう。絹彦はそう思って胸を張った。