''The Poetic Exposition on Literature''読了

Stephen OwenのThe Poetic Exposition on Literature(『文賦』)読了。儒教の権威・孔子の言葉を借りて、自覚性を覚えつつある文学を説明するものとして、文学の為、六朝期との新たな時代に新たな地位を呼ぶ陸機の試み、又、「窃」(謙譲語)との表現があの頃では少なく使われるとOwenは原文で言ったが、根拠は何だろうかとの違和感を覚える所は、何点あるが、「述」「作」「属」など東洋的なテクスト生成に関わる概念をアリストテレス『詩学』で取り上げられたものと比べながら繋がるOwenの試みを見て、興味深いと思う。