Keisuke Kinoshita — Director (50)

Movie

Dad Father (1988) Douban
director: 木下惠介 actor: 板东英二 / 野野村真 …
other title: 父
日暮菊太郎は妻子があり、不惑の年齢を迎えてもなお見果てぬ夢を追い続けていた。地元の鹿児島市で県会議員選挙に立候補するが落選し、家族そろって熊本へ移った。そこでは女子プロレスを興行するが、これもうまくはいかない。家庭を顧みない夫に愛想をつかして、妻の八重はついに離婚を決意。長男・大次郎と共に東京でレストランを始めた。菊太郎の母マツも息子のやることには腹をたてていたが、どうにもならなかった。大阪からブラジルへと渡った菊太郎はチャールズという黒人歌手を連れて帰ってきた。そして自分はプロモーター気取りで彼に「人生劇場」や「お富さん」など日本の歌をキャバレーやナイトクラブで歌わせている。八重と大次郎は鹿児島へ戻ることにしたが、菊太郎は相変わらずおでん屋を始めたかと思うとハワイへ行ったり、と忙しい。おはら祭りの日、マツが踊りに参加するというので八重と大次郎は見に行ったが、二人は人ごみの中に菊太郎の姿を見たような気がしたのだった。

Movie

A Japanese Tragedy (1953) WikiData IMDb TMDB Douban
日本の悲劇
other title: 日本的悲剧 / 日本の悲劇 …
At the close of the war in Japan, a widowed mother makes every possible sacrifice to bring up her ungrateful son and daughter who are unimpressed with their poor standard of living at home. They gradually reject her in search of the material comforts that working as a maid cannot provide. The mother's despair becomes interminable.

Movie

Farewell to Dream (1956) WikiData IMDb TMDB Douban
夕やけ雲
director: 木下惠介 actor: 田中晋二 / 望月優子 …
other title: 黄昏的云 / 夕やけ雲 …
A coming-of-age story portrayed as the loss of all youthful illusions. Sixteen-year-old Yoichi dreams of becoming a sailor. His parents are fishmongers, and Yoichi lives together with them and his four siblings in cramped living conditions. His beloved younger sister is given to a wealthy, childless uncle; his best friend moves away; the girl he fell in love with from afar is with someone else: little by little, Yoichi loses all the people that are important to him. His counterpart is his older sister, who defends her own interests regardless of the consequences. Her determination to better herself, her willingness to do anything to escape poverty, is emblematic of Japanese post-war society. Yoichi, on the other hand, has only the binoculars left to him by an uncle to help him dream about another world, far away from his family. The film’s melancholy tone depicts Yoichi’s fate as inescapable: “Man’s happiness or sadness is fixed before birth”, he declares at some point. By the end, the conflict between obligation and fulfilling your dreams has given way to quiet resignation.
秋本洋一の家は、ある下町の隅で魚屋をやっており、父源吉、母お新、姉豊子、妹和枝等の弟妹と七人家族で細々と暮していた。洋一は魚屋が嫌いで船乗りに憧れ叔父から貰った双眼鏡を手に毎日二階から遠くを眺めていた。姉の豊子は貧乏が嫌いで、恋人の須藤と結婚の約束をしていたが、彼の父が事業に失敗したと聞くと彼から離れた。次いで豊子は新たに、金持の五十男との話を家族の反対をよそに一人で進めていた。こうした時、源吉は心臓病で倒れた。洋一は父と母の言葉に、魚屋になる決心をした。こうした洋一を慰めてくれるのは、双眼鏡に写る少女の姿であった。ある日、洋一と友人の原田は双眼鏡の少女の家を探し当てたが、その少女は、いたいたしい病身の身で嫁いで行くところだった。洋一の姉豊子は、勤務先の課長に親代りになってもらい、五十男の後妻になったが、別れた筈の須藤と箱根で遊んだりする無軌道ぶりを示していた。こうした彼女を探す夫の電話に、病をおして出た父源吉は、くずれるように倒れた。源吉の死後、妹の和枝は大阪の叔父幸造に引き取られていった。原田の母喜代からは、親友の一家が北海道に転任することを知らされ、若い洋一の上には、次から次へと厳しい現実の波が打ち寄せてきた。それから四年、洋一は茨の道を雄々しく切り開き、今は小ぎれいな店で母と共に、あざやかな手つきで刺身を切っていた。夕やけ雲の下、細々と立つ夕げの煙を前に崖に立つ洋一は、“さようなら、俺の愛していたみんな、遠メガネの女も、妹も、友達も、船乗りに憧れた青春の夢も”と呟いた。

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Port of Flowers (1943) Douban
花咲く港
director: 木下惠介 actor: 上原谦 / 水户光子 …
other title: 热闹的港口 / 花咲く港 …
舞台は南九州の、とある小島。15年前、その地に造船所を造ろうとして人々に尊敬されていた男の遺児を名乗る男がふたり、島にやってきた。兄弟を装うこのふたり、実はペテン師なのだが、あまりにも島の人々が善良過ぎることに、逆に戸惑いを隠せない。そんな折、太平洋戦争が勃発し……。

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The Living Magoroku (1943) Douban
生きてゐる孫六
director: 木下惠介 actor: 上原谦 / 吉川满子 …
other title: 活着的孙六家族 / 生きてゐる孫六
かつて武田信玄軍と徳川家康軍が激突した三方ケ原の土地を所有する名家・小名木家に、村の若者たちが食糧増産のための開墾を求めてきた。しかしこの地には祟りがあるから決して鍬を入れてはならないという先祖代々の掟があり、一家は困惑。そんな折、小名木家の家宝でもある名刀“関の孫六”を譲ってほしいと、ひとりの軍医がやってきた……。
木下惠介監督作品には珍しい戦国時代の合戦シーンおよび昭和戦中の軍隊演習から始まるこの作品、一見時局に沿った物々しさを装いつつ、その実、古い因習や迷信に振り回される人々の滑稽さを描いた群集劇スタイルのコメディである。木下監督の故郷でもある浜松の三方ケ原と名刀“関の孫六”をモチーフに、当時の社会情勢を背景とした確執や恋愛など複雑怪奇に入り乱れていく人間模様がクライマックスで一気に収束し、見る者に爽やかなカタルシスをもたらす趣向はお見事の一言